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生存報告と余分なもの
2006-07-26 Wed 18:35
試験とか原稿とかいろいろ忙しいのに、レポートとかバトンとか消化しなければいけないものもたくさんあるのに、何でこう全然関係ないジャンルのSS書いちゃうかな・・・。

それは試験終了までの時間が暇だからー!!

だめでーす!だめでーす!いえーい!
(麺ズの二次創作だか三次創作だか良く分かんないもの。ノスと絵かき歌のネタバレとかしてます)

????????????????????????????????
それは鯨の夢を見る。




とても古い。

「とても古い。」

それでいて、とても軽い。

「それでいて、とても軽い」

なぜならば、ぴあ直通の電話回線が15本も入っているから。

「そうのすよー!だからー、どんなチケットでも取れるわいよー」

でも、同時に同じ局番には一本ずつしか繋がらない。

「まじでー!?」



「知らなかったのか、お前。」
「だって、おれはどんなチケットもらくらく取れるのすよ?」
「そりゃお前がそういう人気の無いチケットばっかり取りたがるからだろ。」
「人気無いのすか?」
「だって聞いた事無いもん。何だよ、このー・・・日本アカミー賞授与式って。」
「楽しいのすよ?」


こんなくだらないチケットを毎度毎度取るために、ノスは簡単に空を飛ぶ能力を捨ててしまった。
今なら簡単に付けてやる事が出来るのに、その度にノスは断ってきた。

「チケットが取れなくなったら困るわいよー」

取れない訳が無い。
電話回線を使ってチケットを取る奴なんてもう滅多にいないのだから。



「今日も、晴れのすねえー。
 今日もー、広くてきれいな青空のすー。」

今日もノスは飽きもせず、飛べない空を眺めている。

「あー、青いねー。」
「こう晴れが続くと、何だかこの青空、どこかで見た事がある気がするわいよー。」
「そりゃそうだろ。その空、この前の晴れの日に俺が撮っといたやつ、映してるだけだもん。」

「まじでえー!?」


「そんな訳無いだろー!」
「だーよーなー!」

そう、そんな訳無い。

「いくらとがしくんがプロでも、こーんな空いっぱいに映すなんて出来ないのすー。」

そう、いくら私がプロでも、空一杯に映像を移すなんて出来ない。
ここが空と区切られた、大きなドームでも無い限り。



「そんな事出来たら、とがしくんきっとすごい賞とか取れるわいよー。」
「んー、何だ?
 言っとくけど、アカミー賞はお断りだぞ?」
「違うのすよー、もっとすごい、んーと、んーと、ん――・・・オスカル賞!」
「オスカー賞。」
「アンドレ?」
「オスカー。どこで覚えてくんだそんな言葉。」
「さあー。」

ノスはたまに、こんなどうでもいい言葉だけしっかり覚えてる。
多分、ノスの設計者が勝手に入れたんだろう。
その頃確かそんな漫画が流行っていたとか聞いた覚えがある。

「とがしくんがオスマントルコ帝国取ったらー、」
「オスカー賞。」
「おれがおまえを取ってやるわいよー!おまえのコートジボワールを!」
「ポートレート。
 俺もお前も、そんな一国を治める権力はねえぞー。」

なのに、こんな単純な言葉すら覚える事が出来ない。

「それでー、その賞金で、大昆虫店に行くわいよー!」
「何だー、その大昆虫店ってのは。」
「この前行くって約束したわいよー!」
「この前って・・・いつ?」
「2週間くらい前のす。」
「あぁー・・・・・・・・・うん、いいよ!賞、取ったらな。」
「のーす!」

もうその店潰れてるけど。
多分、私の祖父の祖父のそのまた祖父の4つくらい前のおじいさんの時に。



「そしたらおれの書いた台本で映画とってくろわいよー!
 きっと、もう100回エスポワール賞取れるわいよー!」
「おー面白そう!どんな話だー?」
「おれの見た夢の話のす!」
「夢?」


「そうのす!
 夢の中ではおれはおっきな鯨のす!
 青くて広くて冷たい北大西洋の海を、息子の鯨と一緒に泳いでるのすー。」
「へぇー、気持ちよさそうだなぁ。」
「そう!
とってもとっても気持ちいいのすー!
 ・・・でも、海の中じゃ青空が見えないのす。」
「そっか。で?」
「だからおれは、息子と一緒に人間になるのす!」
「ふんふん。どうやって?」
「雰囲気。」
「おいおい、そこがストーリーで一番大切だろ!」
「のす?」



「最近ずっとその夢ばっかり見るのす。」
「あー、だからお前最近起きる時ブリッジから起き上がるんだー。」
「そうのす!
 髪が水を吸って重くなってる気がするわいよー。」
「お前モジャモジャだもんなー。」


次にノスが眠りについた時も、また同じ夢を見るんだろうか。
目が覚めた時、どんな夢を見たのか、また話してくれるだろうか。
腕をぷるぷるさせながら、ゆっくりブリッジから起き上がって、『のーす!』と言って、そうして、またくだらない展覧会のチケットを取るんだろうか。

多分、私の孫の孫ぐらいになると思うけど。



「・・・それってもしかして、夢じゃなくて、本当におまえが鯨になってるのかもな。
 お前は寝てる間だけ鯨で、それで起きてる間は、お前になってんの。」
「おー!
 だったらおれは寝てても青くて広くて冷たい北大西洋の海を
 ぐんぐんぐんぐん泳いでるわいよー!
 ・・・・・・そんなの、疲れちゃうのす・・・」


そう言って、ノスは短い眠りに着いた。
本格的な充電期間にはまだ少し早い。しばらくすれば目が覚めるだろう。
北大西洋の鯨とまでは行かなくても、どこかの暖かい海で、魚になって泳いでる夢でも見てるんだろうか。

あの夢も、インプットされたものなんだろうか。
その当時はまだ世界中の海に、鯨がたくさん泳いでいたんだろうか。
随分昔の事だ。
・・・だとしたら、次に眠りに入ったら、ノスはもう目覚めなくてもおかしくはない。



「もう、眠んなくてもいいかもなー・・・」

もう鯨は、ノスの息子の、一頭すら泳いでいないから。



「あ。
 鯨みたいだな。
 こいつの寝顔。」



投影機のスイッチを切ると、広い青空は消え、深くて暗くて寒い外の世界が広がった。

けれど今、どこかで一頭の鯨が、広くて青くて冷たい北大西洋の海を泳いでいるんだろう。



????????????????????????????????

良く考えればまとまったSS上げるの初めてなのに別ジャンルでいいのかしらー。
ノスのバッテリーが切れてからかなり後のお話のつもり。
世界は秩序と科学の保たれた北斗の世界見たいな感じで。
ノスはバッテリー充電に30年くらい時間がかかって、しかも充電する度に動ける時間がどんどん短くなって次の充電期間がどんどん長くなるという一昔前の携帯みたいなバッテリーの持ち主だとか、ノスがお空を飛べないのは空飛ぶ装置をつけるべき場所にぴあでチケットを取ってとがしくんと遊びに行くために電話回線たくさん入ってるからだとか、どうせなら鯨の親子の話(これも好き)もまぜちゃおうぜーとか、説明不足の妄想をいろいろこめてつい・・・。
まあ分かった事を一つ言えば、自分は字書き苦手だ!って事です。
漫画は得意なのかと言われれば即答は出来ませんが。
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